【ブロマガ】宗教と科学は敵対するのか 後編【ヤマギシ06】
お早うございます。今日は。今晩は。
貴方のお耳のww2担当、絵を描くブルパップ式アサルトライフル、ヤマギシ06でございます。
さて科学の生みの親は宗教国家、イスラミックステートの百何代前のイスラム黄金時代という前回のお話でしたが、ならば宗教は科学と敵対しないのでは?
認めましょう。「宗教」そのものは何ら「科学」を攻撃しておりません。
しかし「宗教」の撃ち出した弾丸が被弾して「科学」の歩みを止めてきたことは史実です。
宗教には様々な役割がありますが、政治的、社会的な役割の一つとして「理屈の分からない者に分かりやすくルールだけを教える」という役割があります。
特に神話、戒律、祭事などがコレに相当し、
例に挙げたイスラム教では「一日五回の禊」は伝染病から人を守り、「豚肉の規制」は食中毒から人を守りました。日本では考えられない環境の生み出した宗教なのです。
それ単体は素晴らしい。
しかしコレは悪く言えば「人民を愚か者と仮定し、説明責任を怠った姿勢」とも捉えられてしまう。意味を伝えない命令は必ず歪みを生みます。
イスラム文明が滅んだのは11〜12世紀にかけての十字軍進行。さらに13世紀モンゴル帝国の侵入と言われています。
しかし文明の力であれば歴然たる差があった。各地のバーバリアンから国を守れるだけの知性は持っていたのです。今で言うなら三世代先の戦闘機を完全配備していたのに負けたみたいなものでしょうか。
なぜか。
当時のイスラム帝国はスンニ派が治める王朝でした。彼らは「ウンマ(共同体)内での完全合意」を最も重視する教えを厳粛に守っていました。分かりやすく言えば民主政治、多数決です。
無論平和な世であれば民主政治は素晴らしい効力を発揮します。
ただし戦争の世では無意味だった。
「多数決が何故いいのか、どのような場面で効力を発揮するのか」を学ばないままひたすら「神様が仰るシステムだから」と盲信的に平和ボケしたイスラム黄金時代は、凄まじい武力をその身に秘めながら秘めたまま破壊されました。
科学は学問なのです。
理論を教え、途中式を教え、起承転結を教えてようやく結論を出す。
理論も途中式も起承転結も全て「神」にされちまっては学問もへったくれも無ーんだよ。
……と、天に唾吐き自分の消化液で溶けかけてる人畜有害社会的絶対悪ヤマギシ06と、それを笑って雲の上から睥睨しているあれまさんのA-06民営放送がなんと登録者500名様を突破致しました!!!!!
初議論放送が4/25なので三ヶ月に満たない期間、自分達の議論にエンターテイメント性を見出してくださった方が中規模の中高校丸々一つ分いらっしゃるという事実に狂喜乱舞しております。
本当にありがとうございます!!!!
不定期かつ好きな事しかしない自由奔放なチャンネルですが、どうかのんびりと愛してやって下さい。